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映画「オペラ座の怪人」劇団四季吹き替え版放送間近! [オペラ座の怪人]

 映画版「オペラ座の怪人」の日本語吹き替え版が劇団四季オールキャストにより製作され、12月17日の金曜ロードショー(日本テレビ系)で放映される件については、既に述べた。

 前回述べた際は、放送決定時に稿を起こしたため、具体的なことは分からなかったが、その後、かなりの情報が公開され、その全体像が明らかになってきている。

 現段階で公開されている主なボイスキャストは、
ファントム:高井治さん
クリスティーヌ:沼尾みゆきさん
ラウル:佐野正幸さん
マダム・ジリー:横山幸江さん
カルロッタ:歌:種子島美樹さん/台詞:中野今日子さん
フィルマン:青木朗さん
アンドレ:林和男さん
メグ・ジリー:五所真理子さん
である。

 なお、予告編として、劇団四季からは次の2本のプロモーションビデオが公開されている。
第1弾PV
http://www.youtube.com/watch?v=wKglqMUaSc0



第2弾PV
http://www.youtube.com/watch?v=Hx8LTplBrk0



 また、収録時のレポも劇団四季公式ホームページに掲載されている。
吹き替えスタジオ潜入レポート第1弾(11月20日掲載分)
http://www.shiki.jp/navi02/news/012014.html

吹き替えスタジオ潜入レポート第2弾(11月25日掲載分)
http://www.shiki.jp/navi02/news/012059.html

吹き替えスタジオ潜入レポート第3弾(12月12日掲載分)
http://www.shiki.jp/navi02/news/012310.html


 放送もいよいよ5日後に迫り、期待に胸が高鳴るところではあるが、期待に胸を膨らませ過ぎた『劇団四季の「オペラ座の怪人」ファン』が注意しておくべきことをここは冷静に検討しておきたい。

 まず、映画版の楽譜は映画の実際のキャストに合わせた編曲が為され、吹き替え時のブレスポイントも映像上のキャストに合わせるため、劇団四季のボイスキャスト陣が舞台で歌う時のようには歌えないと思われることである。端的に言えば、高井さんの超絶的な声の真髄は存分には発揮されない可能性がある。

 映画版は、舞台とは違い、歌と台詞を置き換えた部分も多く、それらの部分の吹き替え時の台詞(歌詞)も映画版に合うように再検討されているため、馴染みの台詞(歌詞)がないかも知れない。加えて、近距離にいる登場人物間の会話の吹き替えは、舞台の時ほど声を張る必要がないなど、劇団四季の「オペラ座の怪人」ファンであればあるほど違和感を感じる可能性はある。

 なお、放送時間枠は、30分延長の2時間30分であるため、CMの時間を考慮すると本編ノーカット放映は不可能である。聞かせどころのカットはないにしても、一定の覚悟はしておく必要がある。


 以上、今回の吹き替え版の放送に備えて、自宅のテレビを買い替え、PCをブルーレイ録画可能な状態に改修してしまった私Phantomが、自らへの戒めとして記しておく。


 ちなみに、今回の吹き替え版作成について、これまで公式にコメントしていなかった映画配給元のGAGAコミュニケーションズ宣伝部が、昨日、ここ数年間配信していなかった映画「オペラ座の怪人」メールマガジンを発行し、この中で「これ以上完成度の高い吹き替え版はない」と絶賛している。今後、映画のソフト発売の際に劇団四季吹き替え版が収録される可能性も出てきたということなのだろうか。

 いずれにしても、今週金曜日の金曜ロードショーを楽しみに今週を過ごすことにしたい。




↑この記事での予言が的中し、2012年4月に発売の劇団四季吹き替え版日本語音声が収録されたブルーレイディスク
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